口腔内の汚染状況を評価するべき理由 3選

どうも~こんにちは

たかのです。今日のテーマは嚥下をみるときに必要な口腔内の汚染状況を評価するべき理由3選です。

私のプロフィールはこちらのページを参考にしてください。(自己紹介

では本題についてです。先に結論を言います。

口腔内を評価するべき理由は

1.誤嚥予防に繋がるから

2.嚥下機能が低下している部位のアセスメントに繋がるから

3.咽頭の汚染を予測することができるから

口のなかの汚れ方を見たらこんなこと分かるんですか??

はい!!実はわかってしまいます。その理由を次から書いていきます!

目次

1.誤嚥予防に繋がる理由

皆さんは誤嚥性肺炎って食事や水分が誤嚥することで起こると思いますか?

ここではい!!と全力で手を挙げる方はきちんと下を呼んでくださいね。

実は誤嚥性肺炎を起こすものの多くは唾液による誤嚥によって引き起こされると言われています。

では、実際に唾液が誤嚥するだけで肺炎を起こすのでしょうか・・・・

答えはNOです。

誤嚥性肺炎を起こす理由は唾液に含まれる細菌が誤嚥して肺で炎症を引き起こすからと言われています。

そんなに口の中は細菌が多いの?って疑問も湧くと思います。

実は9時間で2000万もの細菌が増殖すると言われています。

これについてはリステリンのHPに書いています。気になる方はリンクを貼っておくことで見てみてください。(https://www.listerine-jp.com/mouthwash/effect

より詳細を知りたい方は論文のリンクを貼っておきます。(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsg1987/16/1/16_3/_pdf/-char/ja

このように時間経過と共に細菌が増殖し、唾液と共に誤嚥することは誤嚥性肺炎を起こす要因となります。

2.嚥下機能が低下している部位のアセスメントに繋がるから

口腔内の汚染状況を確認すると嚥下機能が低下している部位が分かるようになります。

理由は正常な嚥下機能なら口腔内が汚染することは少ないからです。

どうゆうこっちゃと思うかもしてませんが、嚥下の5期モデルというものを知っていますか??

5期モデルとは嚥下のメカニズムと5期に分けたものです。今回は深く触れませんが、今後細かい解説も考えています。

口腔内を見てみてると口の上側(口蓋)と舌が汚れていることが多いような印象があります。

実はこれって嚥下機能が保たれているなら、あまり汚れることはありません。

それは通常の嚥下であれば舌が口の上に接地することで舌と口蓋の汚れとこそぎ取るからです。

また、食後の口腔内に残る残渣物の位置からも嚥下機能の低下を疑うことができます。

このように口腔内の汚染状況を見ることで、嚥下機能低下している可能性があると疑うことができるようになります。

3.咽頭の汚染を予測することができるから

口腔内が汚染している場合は実は咽頭も汚染してるという報告があります。

口腔内の汚染がある=咽頭も汚染している可能性があるということなんですよね。

表面(口腔内)はきれいになったけど裏(咽頭)は汚いと言った形ですね。

でも、普通に考えたら口腔が汚いのに、咽頭が汚くないわけがありませんよね(><)

咽頭が汚染していると、そこに細菌が強く繁殖しているので誤嚥性肺炎を起こす可能性があります。

なので1にも、2にも、3にも口腔ケアが重要ということです。

4.まとめ 口をきれいにすることは重要なんじゃ

では、最後にまとめていこうと思います。

本日は口腔内の汚染状況を評価するべき理由3選について解説しました。

3つの理由は順に

1.誤嚥予防に繋がるから

2.嚥下機能が低下している部位のアセスメントに繋がるから

3.咽頭の汚染を予測することができるから

このようにまとめることができます。このことからも日々の口腔ケアを行うことが誤嚥予防に繋がることが理解できるかと思います。

口腔内の汚染状況は口の中を見ると簡単に分かることができます。

大事なワンポイントなのでぜひ、観察してみてください。

今日が一番若い日です。看護師としてONE UPできるようサポートをしていきます。

本日はどうもありがとうございました!

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